累積型の年次有給休暇とは何でしょうか?

国際財務報告基準(IFRS、国際会計基準)において、
従業員が関連する勤務を提供した期間の終了日から12ヶ月以内に、
決済される予定の従業員給付である短期従業員給付に含まれる
短期有給休暇(期末日後12ヶ月以内に取得が予測される)というものがあります。

累積型の年次有給休暇は、短期有給休暇の中の、当期の権利を完全に消化しなかった
場合に繰り越すことができ、将来の取得が可能な年次有給休暇です。

短期有給休暇の中の、当期の権利を完全に消化しなかった場合に繰り越すことが
できない「非累積型」もあります。

累積型には退職時に未消化の有給休暇を企業が買取る場合と買い取らない場合が
ありますが、いずれの場合も、費用及び負債を計上する必要があります。