年次有給休暇まとめ

年次有給休暇に関する様々な情報を集めた 年次有給休暇まとめ

タグ: 中小企業


就業規則を作成しています。
年次有給休暇は、就業規則の絶対的記載事項に該当するのでしょうか?

休暇」については、就業規則の絶対的記載事項に該当するため、就業規則を作成するときには年次有給休暇に関する事項が必ず記載されている必要があります。

年次有給休暇は労働基準法で定められた労働者の権利です。
仮に就業規則に記載がなかった場合でも、権利は当然に発生します。
就業規則に記載がないことを理由に、その権利を妨げることはできません。

雇用している従業員が常時10名以下であり、就業規則が作成されていない会社であっても、年次有給休暇の権利は労働基準法に沿って発生します。

⇒年次有給休暇に関する就業規則の作成例



中小企業でパート社員として働いています。年次有給休暇がもらえません。
中小企業のパート社員には、年次有給休暇はないのでしょうか?


中小企業のパート社員にも、年次有給休暇は与えられます。

昭和63年の法改正より前は、年次有給休暇は週所定労働日数が5日以上の労働者に与えられるものと解されていたので、週所定労働日数が4日以下の労働者に対しては年次有給休暇を付与する義務はないとされていました。

しかしながら昭和63年の法改正によって、パート社員にも、その所定労働日数・時間に沿って年次有給休暇が付与されるよう定められました。
比例付与と呼ばれる方法で、フルタイムの労働者よりは少ない日数となりますが、年次有給休暇が付与されます。

年次有給休暇の比例付与とは?

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