中国にも年次有給休暇制度があります。

日本では、年次有給休暇をもらうために「継続勤務期間が半年以上」「出勤率8割以上」という条件がありますが、中国はシンプルに「1年以上連続して勤務している」ことが条件となっています。

また、日本と大きく異なるのは、付与日数が累計勤務年数で決まることです。
累計勤務年数は、他社での勤務年数も通算されます
累計勤務年数が1年以上〜10年未満の場合は5日、10年以上〜20年未満の場合は10日、20年以上の場合は15日の年次有給休暇をもらうことができます。

会社が恩恵的に上記日数よりも多い日数を付与することは、妨げられていません。

年次有給休暇を取得した日に与えられる賃金も、日本では通常の賃金、平均賃金、標準報酬日額のいずれかなのに対し、中国では通常の労働時間と同等の金額をもらうことができます。

中国では、日本のように年次有給休暇の繰越はなく、1年で使い切らなければなりません。
買い取り金額は、賃金の300%が支払われます。