出向元で発生した年次有給休暇を、出向先で利用することはできるのでしょうか?

出向元で勤続年数に応じて発生した年次有給休暇は、出向先でも利用することが
できます。

労働者は、全労働日の8割以上の出勤があることにより、勤続年数に応じた年次有給
休暇を付与されます(労働基準法39条)。
この継続勤務年数は、出向先での勤続年数だけではなく、出向元での勤続年数も
通算できます。

行政通達では、
継続勤務とは、労働契約の存続期間、すなわち、在籍期間をいう。
継続勤務か否かについては、勤務の実態に即し実質的に判断すべきものであり、
次に掲げる場合を含むこと。
この場合、実質的に労働関係が継続している限り勤務年数を通算する。
としたうえで、在籍出向の場合も、「実質的に労働関係が継続している」に当たるとしています。
(昭63.3.14 基発150号)


出向者は、出向元での継続勤務により発生し、繰り越された年次有給休暇についても
出向先で利用することができます。