休暇には、代替休暇、振替休暇(振替休日)といった休暇もありますが、

年次有給休暇とこれらの休暇では、どちらの優先順位が高いのでしょうか。


⇒年次有給休暇と代替休暇(代休)、特別休暇(特休)振替休日(振休)の違い


これらの休暇のどれを優先的に選択するかという点については、

労働基準法その他の法律上の定めはありません。

従って、

●就業規則等で優先順位を規定しておく

●労働者に選択させる

という選択を行う事は違法ではないと考えられます。


また、代替休暇、振替休暇(振替休日)、年次有給休暇では、

支払われる賃金が異なります。


●振替休暇(振替休日)⇒通常の出勤となる為、割増賃金は発生しない。

●代替休暇⇒休日労働の割増賃金を支払う必要がある。

●年次有給休暇⇒休暇だが通常の出勤分の賃金が発生する。


賃金面から考えると、会社(使用者)にとって有利なものは振替休日でしょう。

一方で代替休暇は不利になります。

年次有給休暇は、取得させないと休暇取得の権利が残ります。


従って、人件費という観点から考えると、就業規則において

振替休暇(振替休日)を優先させるという規定を定めると有利であると

考えられます。


賃金が異なることから、どの休暇を適用させたのかを明確にしておかないと

賃金請求トラブルへとつながる可能性もあります。

就業規則の規定、勤務表等への休暇取得記録などをしっかりおこなうように

するとよいでしょう。