時代の移り変わりによって年次有給休暇取得を上司が促進あるいは容認する
企業が増えてきたにもかかわらず、自主的に年次有給休暇を取得することを
拒む社員が未だに存在するといいます。
上司は、部下が有給休暇を取得しないと査定が下がるため、休まず仕事を覚えたい
社員から不満の声が上がっているというのがその内情であると、
DIAMOND online「“上司の評価”のために休まされる? 有給休暇の強制取得に
踊らされる部下たちの不満」はまとめています。
[以下引用]
あなたは有給休暇をどれくらい取得していますか。近年、厚生労働省などが率先して
「もっと休め!」といわんばかりに有休取得の旗振り役となっています。
続きを読む>>>>>DIAMOND online「“上司の評価”のために休まされる? 有給休暇の強制取得に踊らされる部下たちの不満」
●昼パートで週1日働いた場合、年次有給休暇はもらえないか?
年次有給休暇は、アルバイト、パートなどの短時間労働者でも、条件を満たせば
もらうことができます。(年次有給休暇の比例付与 労働基準法第39条3項)
年次有給休暇の比例付与の対象者は、
●週の所定労働時間が30時間未満、且つ、週4日以下の所定労働日数の労働者
●週の所定労働時間が30時間未満、且つ、年216日以下の所定労働日数の労働者
となります。
年次有給休暇の比例付与日数は、下記の表のとおりとなります。
週所定労働日数 | 1年間の 所定労働日数 | 雇入れ日からの継続勤務期間(単位:年) | ||||||
0.5 | 1.5 | 2.5 | 3.5 | 4.5 | 5.5 | 6.5以上 | ||
4日 | 169日~216日 | 7 | 8 | 9 | 10 | 12 | 13 | 15 |
3日 | 121日~168日 | 5 | 6 | 6 | 8 | 9 | 10 | 11 |
2日 | 73日~120日 | 3 | 4 | 4 | 5 | 6 | 6 | 7 |
1日 | 48日~72日 | 1 | 2 | 2 | 2 | 3 | 3 | 3 |
週 1 日勤務で 2 年間働いている場合、年間に最低 2 日の年次有給休暇が付与され
なければならないことになります。
前年度に付与されるべきであった年次有給休暇 1 日が付与されていないという場合は、
それは本年度に繰り越され、合計 3 日の年次有給休暇取得が可能ということになります。
(年次有給休暇の消滅時効は2年間です。)